旅先だと割とあっさりと眠れて,朝もちゃんとモーニングコールの時間に起きられますな。それだけ緊張した生活になってるということだろうけど,せっかくの予定を寝過ごしてフイにすることを思えばねえ。睡眠不足は帰宅後に解消出来れば良いだけ。実際に出来るかどうかは判らないけど。
今日は丁度昼食の時間帯にイベント観覧があるんで,いつもよりも遅めに,事前に買い込んだパンを食べての朝食を。食後もゆっくりと過ごし,10時半頃に宿を出る。まずは地下鉄丸ノ内線で銀座へと移動。
銀座駅に着いてから新橋方面へ向かって,ブラブラと歩き始める。暑さもそれほどでは無く,まちあるきをしても疲れない。11時半頃に目的地の銀座8丁目・博品館劇場に到着。あ,某所で話題になってた,キャバレー「白いばら」の看板を見るのを忘れた。これはまた次の機会にでも。
今日の昼の部のイベントは,「しゅごキャラ!ミュージカル」の観覧。エレベータで8階の劇場フロアに上がり,もぎりを抜けてロビーへ。キャパ400人弱の小さい劇場なんで,そこは人で一杯溢れてる。グッズ売場を見ると,ミュージカル関連のモノはパンフレットだけで,後はアニメキャラの文具とかが並んでた。パンフレットはそこそこの値段がするんでどうしようかと考えてたが,見本をチラっと見て購入することに。まあ,記念品と思えばええですわな。
そういやあ,この劇場は確か10年ほど前に,何かのイベントを観に来たことがある。その当時のことは記録に残して無いし記憶も薄いんだが,ステージまでの距離が近かったことだけは覚えてたりもする。
12時になり開演。テレビアニメをどう舞台化するかが見ものであったが,なかなか上手くやってたように思う。自分がなりたい本当の姿が入った「こころのたまご」から孵った「しゅごキャラ」は,映像処理では無くて,舞台背景セットからパペットが大量出現で表現をしていた。まるでパペットマペットのウシ君とカエル君みたいで,最初に出て来た瞬間は観客の子供が笑っていたが,それもだんだんステージに馴染んで行ったけど。やはり親子向けのミュージカルなんで,子供に合わせてパペットを使ったんですかねえ。
「エンブリオ(どんな願いも叶うたまご)」,「×(ばつ)たま(たまごが悪化したもの)」,「キャラチェンジ(役が持ってるしゅごキャラの力でパワーアップ)」,「キャラなり(そのしゅごキャラと同化する)」等々,「専門用語」が出て来て原作を知らない人には判りづらいようなところもあったものの,極力そういう部分をセリフで解説してたんで,内容は詰め込み過ぎな感じもするが,話を余り知らない大人でも楽しめる内容だったかと。まあ,こっちは毎週アニメを見て知ってるんで問題無しなんだけど。
ただ,キャラクター個々人のエピソードを掘り下げず,さっさと進んで行くところは残念。時間的制約で仕方無いんだろうけど,話に深みが感じられなかったところはありましたね。後は「キャラなり」変身シーンが古典的な早着替えで,話のテンポが一瞬途切れるというのも少し引っ掛かったかな。これはダブルキャストでもしない限り他に手段は無いだろうけど。アクションシーンも,出来ればもう少し「動き」が欲しいと思ったりも。
話自体は,最後に「エンブリオ」を見付けるわけでも無くてスッキリ感は得られず,ひとまず大団円みたいに収まっても,その後のエピソードが気になってしまう。美味しいところのおあずけを喰らったような感じ。
主役の前田憂佳は,1幕45分,15分休憩を挟んで2幕60分のほとんどに出ずっぱり。しかも「キャラなり」が多く,あれの舞台裏は衣裳チェンジで大変やったでしょうな。ピンクのカツラも,画像で見た時は違和感があったけど,実際に演じているのを観ると,そう変でも無くそれらしく見えました。
脇役で出演の福田花音,彼女の演技を観るのを一番の楽しみにしてたんだけども,出番が非常に少なかったのは惜しい。2幕ラストに「キャラなり」をして着物姿で出て来るところは一番の見どころ。ハロ系では無い外部の演劇仕事を通じて得られた,その演技力が高いという評判通りで,素人目で見ても上手くて存在感を醸し出してましたね。充分に主役を張れる人材には違い無さそう。次回,また何か演劇出演の機会があれば是非とも観てみたいと思わせるステージングでした。
一方,佐保明梨・和田彩花は,「その他大勢」のアンサンブルの役回りで,生徒役やダンサー,「×たま」等々になって,セリフはほとんど無かったものの,意外とステージ上に出ている時間が多く,至近距離から色んな姿を見ることが出来ました。佐保ちゃんはダンス場面では前列で頑張ってて,目線ゼロズレでその演技を観られたのは佳し。良いよね,佐保ちゃん。最近になって成長著しいメンバーなので,今後に大きく期待したいですね。
でもって,今回は「しゅごキャラエッグ!」として,ステージ上で何かやるわけでは無いんやな。最後に主題歌の歌唱とかあるのかなと思ってたけども,各メンバーの演技を観られただけでも充分か。特に前田ゆうかりんのファンなら複数公演通っても楽しめるんじゃあないかと。福田かにょんは注目継続,佐保ちゃんと和田あやちょは次の展開待ちと。
終演後のロビーで,和田彩花の家族らしき人達を見掛けた。小耳に挟んだ話の内容から家族だと推測したけど,もしあの男性が親父さんならそっくり親子,ホンマに良く似てましたわ。
14時過ぎに劇場を後にし,一旦,宿のある池袋へ帰投して遅めの昼食と休憩を。次は18時から新宿である℃-uteコンサートの観覧。さて,夜も楽しいイベントですよ。
内容は昨日とほぼ同じも,いくつか細かい演出は変えて来てた。例えば,キューティーガールズコント内,迷子の鬼瓦ゴンタ君ってところで,何故か泥棒顔のイラストがステージ上のモニターに表示されてたり,「SHINES」で振り回すメンバーのタオルが,金色の衣裳に合わせて同色のスパンコール素材のタオルになってたりとか。そう言えば開演直前に,今ツアーの「キューティーJUMP!」というタイトルに合わせてか,「グルグルJUMP」が場内に流れたが,これはえらい盛り上がってましたね。それが終わった直後に暗転し1曲目が始まるという,スタッフが狙ってやったような感じで,まるでコンサートの「0曲目」といったみたいな雰囲気でした。
梅田えりかのMCの相手は今回は中島早貴。内容は同じく昔話で,以前の中島早貴は人見知りで余り喋らなかったんで,梅田えりかが何とか努力して喋り掛けようとしたけども無言で時が過ぎ,結局は中島早貴がペンギンのぬいぐるみを抱いて先に眠ってしまったとかいうもの。さて,今後はどんなエピソードが飛び出て来るんだろう。
早口言葉では岡井千聖が噛み噛みで,梅田えりかのツッコミが入ったり,直後のデッキブラシ芸でも,その岡井千聖がブラシを受け取れずに落としたりとか,今日の岡井ちゃんは不調気味。ただ,一番の見どころのブラシトス演技は成功し,昨日今日併せて4公演で失敗無しの連勝中だそうで。
ハプニングと言えば,昨日の矢島舞美と同様,ストンプ&歌唱中に梅田えりかが少しの間,理由はハッキリ判らないけど袖にはけて行ったが,またマイクが取れたりしたんだろうか。特に問題も無しですぐにステージに復帰したけども,あの衣裳は改良の余地があったりとかするんですかねえ。
最後の「都会っ子 純情」が終わった後は,いつもながらの「℃-ute最高」コールが場内から自然発生するが,続いて「おつかんな」コールまで飛び出した。有原栞菜が居なくなっても「おつかんな」と言い続けるのかな。こういう形でも,有原栞菜が確かに℃-uteに存在したという証を残すのは良いのかも知れないし,逆にそこまでこだわるのもどうかとも思うし,この辺はファンの中でも意見が分かれそう。
そんなこんなで100分間,ステージ上手寄りの2階席から観てたけども,イチ推し贔屓な中島早貴を視点の中心に置いて楽しめたとはいえ,この両日の東京公演のMVPは岡井千聖じゃないだろうか。明らかに見どころが増えて来ているし,その期待に応えるパフォーマンスを魅せている。「後列メン」と呼ばれるメンバーの中では,中島早貴が1歩リードしているところで,岡井ちゃんがスパートを掛けて来たってところになるんかな。まだまだコンサートツアーは続くので,岡井千聖の活躍にも注目をして行きたい。
終演後,今日もグッズのトレーディングポスターを1枚購入したら,萩原舞を引いた。中島早貴か岡井千聖が欲しかったんで,退場後に会館正面の狭い駐車場のところに,ヲタ露店が1軒だけ出てたんで交渉してみたら,手持ちが無いとの返事。見た感じでは鈴木愛理専門店みたいで,店主が周囲の連れの人にも声を掛けてくれたが,どこも在庫無しってなことで,ちょい残念。次回,観覧予定の札幌公演で再びの運試しでもしようかと。
今日は夜の街を散策せず,最寄りの地下鉄新宿三丁目駅から池袋に戻ることに。早めに食事を済ませてゆっくりと休もう。明日は木場のショッピングセンターで,「MM学園 合唱部」の「めちゃモテ!サマー」CD発売イベントを観覧して,午後の新幹線で帰阪予定。