眠る前に薬をしっかりと飲み,冷房が効いてるうちにスっと眠りに就けたんで,寝入りも目覚めも良好。イベント前ということで意識して布団に潜ったのも功を奏したか。まあ,寝不足でも現地に行くのは夕方以降なんで,別に多少の不調があってもカバー出来るんだけど,やはり調子は良いに越したことは無い。
午前中は家族と一緒に月初めの大掃除。子供は宿題の続きをやって,そのチェックをしたりとかで,夕方までああだこうだと時間が過ぎる。
この土日は大阪でのハロプロコンサートの観覧。今日は夜公演のみ開催なんで,その開演時間である18時半に余裕を持って会場の大阪厚生年金会館まで移動。昼間は天気が良かったけれど,夕方から雲行きが怪しく,ネットの気象情報でも雨雲が近付きそうな雰囲気のため,折りたたみ傘を鞄に入れて出発。
18時を回った頃に到着し早速中へと入る。グッズを買おうと思ったが,長蛇の列で開演時間に間に合いそうに無かったんで,終演後に入手することにして途中で列を抜けて2階の指定された席へ向かう。
自席で適当に時間を潰し,18時半の開演となる。場内暗転し,オープニング曲は全員での「グルグルJUMP」,ここではBerryz工房・嗣永桃子のパフォーマンスに注目ですね。これは今回の楽しみの1つでもある。あのオーバーアクションをやり遂げるところは,さすが嗣永プロ。2曲目は「ピリリと行こう!」,ステージ上は,モーニング娘。,Berryz工房,℃-ute,そしてハロプロエッグ選抜メンバーの20人を超える出演者で所狭しという感じだが,中央で歌うのはエッグで贔屓の佐保明梨。大人数に囲まれて余り目立ちはしないけど,佐保ちゃんセンターは嬉しい。
オープニングムービーでの声援の大きさで大凡のファン数が判るが,やはり娘。>ベリ>キュー>エッグですか。各ユニットの持ち歌のトップバッターは,エッグ選抜メンバーで組まれたユニット,S/mileageが唄う「ぁまのじゃく」から。ここではエッグのもう1人の贔屓メン・福田花音に注目ですね。続いてはアニメタイアップ企画ユニット・ガーディアンズ4の「おまかせ♪ガーディアン」。イチ推しの中島早貴を見ながら,比較的振りも簡単なんで下手な振りコピなんぞをして楽しんだり。衣裳も好きなデザインの赤タータンチェックで,こりゃええですわ。一緒にVサイン。
今回は,過去のハロプロユニットを新メンバーで再現するという趣向もあり,まずは「新ミニモニ。」の「ミニモニ。ジャンケンぴょん!」から。メンバーは全然違うが,これは懐かしいですな。ミニモニ。とかW(ダブルユー)は子供に見せてアイドル英才教育を試したことがあるが,結果は失敗。なかなか上手く行きませんな。
エッグ年少メンバーを加えた新ミニモニ。のMCの後は,真野恵里菜の「世界はサマー・パーティー」,昨日,イベント観覧を回避した真野ちゃんをここで楽しむが,客席を良く見ると,バックダンサーのS/mileageメンの振りコピとかしてる人が多数。こりゃどっちがメインか判りませんな。それに続くは℃-uteの「暑中お見舞い申し上げます」。ここまでは何も無く楽しめたのに,歌唱後にまさかの出来事が。
リーダーの矢島舞美が「梅田えりかより大切な報告があります」,本人から「10月25日で℃-uteを卒業します」というのを聞く。本当に驚いた時には「えーっ」とかいう声は出ませんな。卒業後はファッションモデルを目指すそうだが,いや,いきなりこういうのはどう対応したらええんや? しかも次のBerryz工房の「青春バスガイド」は,「♪今日でサヨナラ」という歌詞から始まるんですわ。何かもう放心状態で,続くMCやモーニング娘。の歌,台湾オーディションを経て結成された,アイスクリー娘。とかは記憶にあまり残って無い。精神的に一気に凹んで楽しみも半減とはこういうことか。これが事前にアナウンスでもあれば違っただろうに,突然に聞かされると非常に動揺する。
10数分経過し,ようやく落ち着きを戻したのは,「あぁ!」のオリジナル曲「夢と現実」で,佐保明梨が出てるのに気付いた頃か。片やユニットを脱退するメンバー,もう片やエッグから這い上がろうとしてるメンバー,厳しい世界を短時間で垣間見た。落ち込んだ気持ちを癒されたのは,「プッチモニV」のオリジナル曲「ピラッ!乙女の願い」を見聴きしたところ。イチ推しな中島早貴,気になる真野恵里菜,プラス,℃-uteで成長著しい萩原舞の3人ユニットで,歌詞の「パラピレポラポラッポ ポラパラピレパラッピ」という意味があるのか無いのか判らんフレーズの繰り返しが頭に残った。センターで唄い踊る中島早貴とこの歌詞で,良い意味で気持ちをリセットすることが出来た。なっきぃに感謝。
S/mileageのMCでは,メンバーの和田彩花が今日・8月1日が誕生日ということで,司会のシャ乱Qまことのリードで「Happy Birthday」の合唱やグダグダな質問コーナーも,ちょっとしたアクセントになりますな。その後には,「タンポポ#」,「続美勇伝」というシャッフルユニットや,娘。メンのソロが続くも,この辺は身体的・精神的に少し休ませて貰いました。ただ,「ZYX-α」の「行くZYX!FLY HIGH」は変に気分が高揚。大人数で出て来たけど,良く見ればオリジナルメンバーは,梅田えりかと嗣永桃子だけなんですな。「梅さん」と「ももち」は当時にテレビとかで見てた面影が残ってたような。
ハロコンと言えば,℃-ute・中島早貴とBerryz工房・清水佐紀の「さきちゃんズ」の競演に期待なんだけど,ようやく全員出演の「JUMP」で隣同士で並び立ち,楽しむことが出来た。清水佐紀の定評あるダンスパフォーマンスは「High-King」の「C\C」で堪能。
モーニング娘。のお笑いMCの後は,ベリキューの盛り上げ定番曲,Berryz工房の「スッペシャル ジェネレ~ション」に,℃-uteの「都会っ子 純情」,モーニング娘。の「リゾナントブルー」。これでユニット別の歌唱は終わり後は全員でのラストスパート。「その場面でビビっちゃいけないじゃん!」とか「青空がいつまでも続くような未来であれ!」等々があって,見ているこっちの気分の浮き沈みが激しい,2時間ちょっとの公演は終了。
終演後,グッズ列に並んで,トレーディングポスター2種とマグネットカードを購入。早速開封してみたら,ポスターはBerryz工房・徳永千奈美にモーニング娘。・光井愛佳,マグネットカードはハロプロエッグ・福田花音だった。ついでにガーディアンズ4のシングルDVDも購入し,オマケで選べるポスターとして,7人℃-uteの4thアルバムのポスターを貰った。これは帰宅後に自室に貼ろ。
会場を出た目の前の公園には,いくつもヲタ露店が並び,あちこちでポスターや生写真のトレーディングが始まっている。当方も,先ほどの購入分をタネにして,推しメンに変わるか否か早速交渉に。こういう場では市場原理が働き,いわゆる人気メンのレートが高いのは当然だが,各露店の在庫や店主の趣向次第で色々と変わって来るんで,適当に廻って店主と話をして,レートや在庫を確認したりする。結果,℃-uteメンの梅田えりかと萩原舞に最終的に換わった。マグネットカードは贔屓メンを既に引いてるんで交換には出さず。
その店主との話の後,生写真を手にした女性に直接交換を持ち掛けられた。どうやら露店でお目当てのモノと換わらなかったらしい。当方,生写真は持たずと告げると,買い取りしてくれないかと再交渉された。値段交渉で最初は吹っ掛けられたが,定価を知ってるんで,幾ら何でもそれは無理。たまたま先方の手持ちに佐保明梨写真があり,「佐保ちゃんなら定価で」と話したら,価格に少々不満そうも最終的にそれで妥結。写真はセット売りになってるんで,推しメンを単品で入手出来たのはラッキー。
そうこうするうちに雨が降って来た。慌てて現地を離れ地下鉄駅へ向かうが,雨脚はだんだんと強くなる一方。これは梅田えりかファンの涙雨か。荷物を濡らさぬよう気を付けながら駅まで濡れて行こう。
今日は何と言っても,梅田えりかの突然の発表に尽きる。きちんとファンの前でアナウンスして,次のイベントやコンサートで「"卒業"公演」が出来るとはいえ,「脱退」には変わり無し。前回の有原栞菜の時に比べたら幾分かはマシではあるが,正直これもキツい。1ヶ月足らずで2名が欠けるってことですよ。℃-uteはいったいどうなるんや? スペック的に悪くも無いのに余り目立たず,梅さんヲタからは「人気だけが無い」,「歌パートが少なくヒマそう」と自嘲するような意見も見られたりするが,最年長者だけに,それなりの存在感を持ったメンバー。これは非常に勿体無い。しかも,有原栞菜が脱退した直後で,普通ならユニット内部の結束を図る時期だと思うのに,何でこういうことになってしまうんやろ?
10月25日の大阪でのコンサートが,その姿を見る最後。先行予約等で確保出来ている分だけで,明日のハロコン,8月のコンサート東京2公演,9月の大阪でのイベント,コンサート札幌公演,そしてラストの10月コンサート大阪3公演と,合わせて8公演あり,単なる見納め以上に,ファイナルカウントダウンの姿を何度も見て記憶に残すことは出来たとしても,これは精神的には良いものでは無いですな。
ファッションモデルに転向も,これから勉強をするという発言から現時点でオファーがあったわけでは無さそう。ということは,脱退=接点が無くなるということですわ。有原栞菜の時と同様,感覚的には亡くなったも同然のような気持ちになる。数年間ずっと見て来て,観客と演者との距離はあれども,目の前で歌を聴いたりダンスを見たり握手をしたりした人間が消えるというのは非常に寂しい。
でもまあ,本人が決めたとハッキリ言ったのであれば,前途に期待して気持ち良く送り出すことが,最後の餞になるか。どうしても「残念」という言葉が先に立つが,これはもう仕方が無いですな。ここに至るまで色々とあったとは思うけど,年齢的にも今後の人生を決断する時期でもあることは充分に理解出来るし。
ともかく,最後の最後を見るまで時間も残されているし,一時の感傷に浸るのは今日今夜だけにして,気分を入れ替えて明日の公演を楽しむことにしよ。