記事一覧

携帯小説家DVD

午前中にいつもの家事労働をするも,今日は昼前から事務所出勤のため軽めに。終えてちょいと休憩を取って事務所へ向かう。
ミーティング自体は1時間ちょいで終わり,調査関連の準備とかをしてから帰宅。梅田経由で身内の用事を少々済ませることに。ついでに量販店で昨年10月開催,℃-uteゲキハロ「携帯小説家」DVDを入手。
続き
帰宅後,諸々の作業をして,夕食後からそのDVDを鑑賞することに。日替わりのセリフとかを確認したら,10月24日収録のものみたい。これはちょうどその時に体調を崩してなかったら,現地で見ていたはずの舞台なんで,ちょいとばかし感慨深い物もある。当日,無理をして行こうと試み,梅田で断念したという苦い思い出もあり,結果として見られなかったのは残念だが,こういう映像作品として残されて後日に見られたのは救い。
某掲示板では131分収録なのに片面1層で画質に難ありとの声が高いが,実際に見てみたらそれほどひどいものでは無かった。まあ,アナログ接続の21インチブラウン管では気にならないのかも知れない。これが大画面テレビでデジタル接続なら話は違うだろうけど。
内容は,これまでに情報として挙がってたものからそれなりに推測してたので,特に驚いたとかは無く,事前に配信された前フリの携帯小説と本編のリンクもよく判ったし,前半は℃-uteメンのドタバタ喜劇で,後半はメンバーを放っといてのネット社会への警鐘だったというのも再確認出来た。
文芸作品のクオリティは作者でなく読者が決めるとか,今や携帯(やPCによるネット閲覧・書き込み)はある意味武器であるというのは理解も同意も出来るが,いわゆる「アイドル演劇」で,クライマックスで彼女たちを「置物」にしてまで,それを主張する意味があるのかなあというのが正直な感想。興行としてはそこは引っ掛かりもするが,それを含めての今回の芝居なんでしょうな。だからこそ,生で現場の空気を感じられなかったのは今から思えばさらに残念。
ラストシーンで,主人公を演ずる矢島舞美が「"携帯小説"ではない小説」を書いてるという場面で終わったところに,その疑問を解くヒントがあるんでしょうな。劇中に出て来た著名作家役の人の「自分だけの言葉を見つけなさい」というのがキーワードかな。この終わり方だと,今後の展開にどうしても期待してしまう。そう,12月イベントの「寝る子は℃-ute」続編があったように。
この舞台は,解釈が本当に難しいと思う。自分のように娯楽性を求めるとすれば,そこで敢えて,取りあげられた現代の社会事情の問題性を提起することに多少の違和感も感じるが,後々で落ち着いて考えたら,単純なアイドル演劇に留まらない部分を見せているということなので,深く読み込む力のある人からしたら,興味深いものなのかなあとも思ったり。
もし,東京近辺在住で公演期間の初めの方に見てたら,何とか当日券を調達して連日通い,その深い部分まで読み取ろうとしてたかも知れませんな。そんな自分でも判ったのは「終わりは始まり」だということ。ある段階を終えて次の段階への上昇なのか,それとも同じところをグルグルと廻ってるのか,そこまでは読み込めないけど。
筋書きはさておき,主題歌の「サムライ☆ベイビー」はそこそこ良さげ。動画でみたら,イチ推しの中島早貴がサビではセンターで頑張ってるじゃあないですか。舞台中のネガティブにも思える役柄とは正反対。ちょうど話の前半の後半とのギャップが大きいように,終演後のミニライブでは演じている役の印象とはほど遠い激しいダンスをする中島早貴,そのギャップも楽しめるってのも,この舞台の1つの楽しみかな。
あー,やっぱりこの時間と空間を共有出来なかったのが至極残念。

トラックバック一覧

コメント一覧