早朝,中途半端な時刻に目覚める。二度寝すると外出時間に間に合わない可能性もある為に,もうそのまま起きておく。朝食を摂りながら天気予報を見てたら,関東方面は雨が降って肌寒くなるらしい。荷物は増えるが,折り畳み傘と少し厚手の上着を出して備える事に。
さて,今日から2泊3日で東の旅。誕生日休暇と銘打っての℃-uteミュージカルの観覧へと出掛ける。まずは梅田経由で伊丹空港までバスでの移動。今回も6月末の時と同様に航空マイル特典を利用して,飛行機で東へと向かう。
梅田では電車とバスの連絡も良く伊丹空港には10時前に到着。11時発の搭乗開始まで時間があるんで,キャリーバッグを預けてカードラウンジで30分ほど休憩。お茶を飲みながらパソコンをゴソゴソと。適当な頃に引き揚げ,保安検査を抜けて搭乗口へ。機内持ち込み荷物検査では特に何も無し。最近のはベルトとかに金属反応しないのか。
10時50分に搭乗開始。本日の飛行機はボーイング777-300で,予め指定した窓側の席へ座る。11時にスポットを離れて10分後に滑走路を北西から南東方向へ離陸。窓から服部緑地は見えたが,その後はずっと雲の中でどこを飛んでるのかほとんど見えない。
座席は3人掛けで隣2席が空いてて気分的にかなり楽でラッキー。リクライニングは軽く倒れる程度で,席幅やシートピッチも含め,この辺はやはり新幹線の方が快適なんだが,無料特典で乗ってる為に文句は言えない。
11時55分頃に降下中の窓から房総半島の臨海工業地帯が見えた。40分ほどでここまで移動とは,飛行機はやはり速いですな。東京湾上空からベイブリッジも見えて,南東方向から羽田空港に着陸。どうやら10分の早着らしい。前回と違い今回は窓の外が見られて,時間と距離の感覚から来る違和感は無かった。
預けた手荷物を引き取ったら12時半頃。お腹も空いてるが,空港の御食事はお高いので第2ターミナルから第1ターミナルまで歩いて,フードコートで摂る。食後はすぐに京急乗り場へ向かい,丁度停まってたエアポート快特で品川へ。この車両が京急の「ブルースカイトレイン」。おっ,これは当たりですな。
品川駅でちょいと休んでると,「交通局の白い悪魔」や「ドレミファインバータ」とか,これまた面白車両が目の前に。いやあ,なかなか幸運続きで。乗り換えた先の山手線でも6扉車に乗ったりして,ちょっとした鉄ちゃん気分を満喫。
池袋のいつもの宿に着いたのは14時過ぎ。チェックイン時に部屋割の都合上か,予約していたシングルではなくツインルームの1人ユースを案内された。で,部屋に入ってみると,広くて楽に過ごせそう。室内で荷物を散らかす癖があるが,これだと存分に拡げられる。いやあ,またまたラッキー。今日はここまで運が良い事尽くしや。
PCを立ち上げてメールチェックなどをして暫く過ごす。いくつか確認したら,申し込んでいた12月・クリスマスに開催のスマイレージFCイベントに当選してた。これが今年最後のイベント現場になりますかねえ。
15時半過ぎから宿の近所を散策。小一時間ほど歩いたが,さすがに16時を廻ると少々肌寒くなって来た。これは厚手の上着を持参して正解ですわ。いくつか滞在時に必要な飲食物を購入して戻り,部屋のバスで足湯に浸かってリラックス。
さて,いよいよ主目的の℃-uteミュージカルの観覧。新宿のスペース・ゼロで19時開演というので,18時半頃には新宿駅に着くように宿を出発。池袋駅からは試しに湘南新宿ラインに乗ってみた。何気にこの路線に乗るのは初めて。新宿駅まで1駅で快速代わりに使えそうだが,特に朝ラッシュ時だとそういう使い方は出来無いぐらい混むんでしょうな。
新宿駅から会場までは前回に下見済みな為,迷わずに行けたが,駅に向かう人波と逆行して歩くのでちょいと時間が掛かった。現地到着し,もぎりを抜けてグッズ購入列に並んだのが18時40分過ぎ。この列が短い割に進みが遅く,パンフレット等を購入して席に着いたのは開演直前。ギリギリ間に合ったという感じ。
今日は3列目のステージ上手側からの観覧。端の方でスピーカが前にあって音が大きく響く。座席は可変式で固定席では無くてパイプ椅子が置かれていたが,コンサートホールの固定席よりも前後左右に余裕があって腰痛持ちには比較的優しい。肘掛けの取り合いも無くて荷物は席下に入れられるし。
開演したら,まず男性の役者が通路から現れ,センターステージで「拾ったお金をどうするか」みたいな芝居から始まる。使ってしまおうか,いや届けるべきだとかいう天使と悪魔の感情の闘い。天使役の女性が届けるように話をしていると,ステージのカーテンが上がって悪魔に扮した℃-uteメンが登場。℃-uteな悪魔は見習い学生で,この役者を悪魔の感情にさせられず試験に失敗という出だし。
悪魔学校の校長に再試験を願い出て,それまでにメンバーで試験準備の自主練をしたり,悪魔の試験として相対する女子高校生ダンスユニットメンバー「ロマンス・トランス」との絡み,そして最後のオチがあってカーテンコールという構成。見て行くと,最初にあった天使と悪魔の対立軸ってのは余り無くて,しかも本筋でも無い。また,ミュージカルなので歌唱はセリフとなるが,音が大き過ぎて聴き取りづらかった。ただ,生バンドでやってるのは迫力があって良かったですが。
メンバー各自,矢島舞美:訛りキャラ,中島早貴:キレキャラなどとキャラ付けされてて,どうやら話の主役は鈴木愛理らしい。ソロ歌唱もあったので。一方,岡井千聖が小心者で萩原舞が5人のリーダーという設定だが,この2人のファンには少し物足りなかったかも。個人的には,いつものヘタれキャラとは正反対な強気なキレキレを演じてた中島早貴は,普段とは異なった一面が見られて良かったかと。はい,イチ推しメンなんで贔屓目と言われても結構ですよ。
中盤のロマンス・トランスが出て来る場面では,℃-uteメンバーは制服衣裳。対するダンスユニットの方は如何にもダンサーというスタイル。ここでのダンスバトルは結構な見せ場でしたねえ。
最後のカーテンコールは,始まる前に客に立ち上がるように促して手にグッズ売場で売ってたサイリウムを持って,まるでコンサート会場みたいになるという,ちょっと変わった趣向だった。主題歌の「アクマでキュートな青春グラフィティ」に合わせて,出演者全員が唄い踊る。こうなるともはや芝居では無いと思うが,仕掛けとしては面白いかと。20時45分頃に終了。
終演後は特に用事も無いので,すぐさま駅に向かい埼京線で池袋駅へ。駅から宿へ戻る間に,スーパーで遅い夕食の弁当などを買い出し,部屋には21時半頃に帰着した。
さて,芝居を振り返ってみると,この前の土曜日に細かな筋書きのBerryz工房の芝居を見ているだけに,どうしても比較してしまいがちなんだけど,今回は完全に「アイドル演劇」だなという感じですな。前者は役者がアイドルでは無くても成り立つが,後者はアイドルが演じないと意味が出て来ない。全く正反対のモノを見たなあと。気になったのは,やはり歌の歌詞が一部聴き取りづらかった点。まあ,座席位置の問題もあるが,複数回見ないと判りづらいような気もした。
脚本や歌についてはさておき,ビジュアル面やメンバー個々人の事では,まずは悪魔衣裳。チラシ画像で見た時に「セクシー系」かと思ったが,実際に生で見るとより以上そういう感じがする。特に中島早貴はショートパンツにヘソ出しも大きく,開脚やネコポーズのような悩ましげなシーンもあったりして。エロさを売り物にするのは余り好みでは無いが,これを目的に来る人も居てるんでしょうな。
席の位置から矢島舞美と鈴木愛理の演技が比較的ハッキリと見えたが,鈴木愛理の「増えるわかめ」や「カッパダンス」のような珍妙な動きが目の前であったのは良かったか。ああいう「にょろにょろ感」が特徴ですからね。愛理推しの人は喜んでるしょうな。
前のステージは見易いが,センターに出っ張ったステージは横を向いて見る体勢となる為,少々見づらくて矢島舞美のハンドスプリング(前方転回)がハッキリと見えなかったのは,ちょっと残念。中島早貴もセンターステージでは逆サイドに居る事が多く,これまた残念。その代わりと言っては何だが,最近,推し度が急上昇中の岡井千聖をしっかりと見られたので佳し。
後,ロマンス・トランスのメンバーを演じたハロプロエッグの佐藤綾乃。このパーカにスカートの衣裳が結構お気に入り。今まで全く気に掛けてはいなかったが,明日の観覧では注目したい。
そして最後に,グッズとして購入したトレーディングポスターを開封したら,悪魔姿の中島早貴だった。1枚購入で推しメンを引くとは今日はやはり運が良い。このツキの巡り合わせの良さなら,宝くじでも買うてみたら良かったかなあ。
就寝前にニュースを見たら,マリーンズがクライマックスシリーズを突破し,日本シリーズに出場ですか。明日,千葉や幕張近辺で何か関連イベントみたいなのがあるんかなあ。もしあれば見に行っても良さそうな気もする。
てな感じで,東の旅・初日は終了。さて,明日はどうなることやら。