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Berryz工房ゲキハロ「三億円少女」観覧

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朝はゆっくり目に起き出し,軽く食事をしてから片付けを始める。今日は何だか涼しくて,10時・11時になっても朝8時頃のような感じの涼しさ。いよいよ秋めいて来ましたかねえ。ちょいとネットでニュースや今週末から来週に掛けての天気を見るが,昼間は温かくても夜は肌寒いくらいまで気温が下がるとか。気を付けないと風邪をひくので要注意。
全国各地のヲタさんの動向がTwitterで判るが,東京で℃-uteミュージカル,大阪でBerryz工房ゲキハロ,そして豊橋でスマイレージイベントと,この週末も「太平洋イベント地帯」で,ヲタさんの往来も結構ありそうな。土日で掛け持ち組の猛者も居るかと。
続き
午後からは,プロ野球・パリーグのクライマックスシリーズを見ながら,溜まった録画も流し見,そして新規に予約をいくつか放り込む。野球の方は,いよいよホークスが日本シリーズ進出に王手を掛けましたな。さあ,明日の試合はどうなることやら。
録画を消化しつつ本を1冊読み終わり,Berryz工房ゲキハロ夜公演の観覧にそろそろ出発。JR京橋駅経由で会場のシアターBRAVA!までの移動。ここは6月にイチ推しメンの℃-ute・中島早貴が出演する芝居を見に行ってるので,場所は判ってて迷うことは無い。電車を乗り継ぎ,現地に着いたのは18時過ぎ。
会場前には多数のヲタさんがたむろって,知らない人が見たら何やこれはという状況。芝居観覧でもコンサートと同じような格好をしている人が居てますもんねえ。表に居てても仕方が無いので,さっさともぎりを抜けて場内へ。正面にグッズ売場があり,右手に待ち列が伸びてたのでそちらへ並ぶ。まあ,列と言っても短いモノで,5分程度で順番が回って来た。プログラム等々を購入したが,18時半の開演まで未だ少し時間がある。Berryz工房メンバーに依る15分前の場内アナウンスを聞きながら,少しお茶を飲んだが,特に何もすることが無いので,さっさと席に着いた方が良いか。
手元のチケットに指定された席はB列10番台。前から2列目なので来る前から期待してたが,実際に座ってみるとかなりステージに近い,かつセンターから僅かに左側ずれただけ。これは想像以上の良席。ベリメンや劇団員さんの細かな表情まで充分に見えますわ,この距離なら。
場内には童謡が流れて雰囲気もなかなか良い。その音楽が終わりいよいよ開始。ステージ上手側からBerryz工房・徳永千奈美が現れて,ストーリーが始まる。この芝居,主人公をBerryz工房の7人のメンバーが交代で演じるという,ちょっと変わった趣向があり,今回は嗣永桃子が主役。Berryz工房では清水佐紀・嗣永桃子の「お姉さんズ」贔屓の為,偶然とは言えこれはラッキー。チケット申し込み時には,こういう趣向だとは知らされず,後になって公表されたという経緯があるので。しかも良席ですからね。ありがたやありがたや。
この芝居は9月に東京公演があって,各メンバーそれぞれの主役回はどうだったとか,ストーリーのアレがどうこうなど様々な情報が既に飛び交っているけれども,今日まで極力統制して,予備知識が殆ど無い状態での観覧となった。唯一,このストーリーのモチーフとなっている「三億円事件」が発生した昭和43年と,「現代」の平成22年の2つの時間軸があり,両者を転換しながら話が進展するという事だけを知って。
その時間軸の転換も無理なく上手になされてて,見ていて違和感を感じる事は無し。最初は平成の場面から始まり,主役の嗣永桃子演じる「依子」と,その相手役の劇団員による「一朗」との関係性で,平成と昭和を行ったり来たり。途中までは,菅谷梨沙子が現代の旅館の女将を演じ,そこに熊井友理奈須藤茉麻が加わる,割とほのぼのとした一風景だったのが,昭和時代のシーンで「三億円事件」を計画する一味が出て来てからは,徐々にシリアスな話に。昭和パートでは夏焼雅と清水佐紀の演技が良い味を出してました。特に清水佐紀が演じる昭和40年代の女学生ってのは「はまり役」かも。「さきちゃん」好きなので贔屓目かも知れないが,あれはなかなかのモノでした。
主役を演じる嗣永桃子,最初は普段の「ももち」っぽいような感じだったけれども,徐々に「依子」になって行ってましたね。三億円強奪計画一味を演ずる,劇団員のいかにも強面な感じの演技は,さすがはプロですね。目の前で観てるだけでも怖いぐらい。そこに「依子」が関わって熱演を繰り広げる。で,まさか,あの三億円事件はそういう事だったのか。そして最後に大どんでん返しのオチ。スリリングなシーンでのめり込まされた直後に,「えっ」と思わせる展開。「緊張と緩和」を上手く使ったストーリーには脱帽。
もちろん,歌手が主演なので劇中には歌唱もある。「Moon Power」はBerryz工房の持ち歌で,「依子」に勇気を与えるという感じの役割が。そしてもう1曲,最後に「依子」が歌った「故郷の空」,これはそれまでのストーリーと絡んで泣かせる展開でした。
2時間弱の本編の後は,アフタートークショー。昭和時代の旅館の板長役と平成時代のジャーナリスト役の劇団員に,主役の嗣永桃子,そして徳永千奈美と子役で出演のハロプロエッグ・宮本佳林の5名がステージに残り,15-20分程度,今回の芝居についての感想や,稽古時のエピソードなどを述べる。20時50分に夜公演は全て終了。
今シリーズは,この回の観覧のみで終わるが,後もう1回ぐらいは観たいなあと思わせられた。そう,他のメンバーが主役だったらどういう感じになるんだろうという事で。さっき観た印象から「依子」のイメージは既に嗣永桃子でしか無いんだが,他はどんなもんなんやろなあと。これはDVDのリリースを期待するしか無い。しかし,メンバー7人分あるので,どう処理するのでしょう,その辺。まさか7本組?
帰宅したら情報統制を解禁して,嗣永桃子以外の回はどうとか,これまでに出て来た観覧レポートとかを見てみよう。文字上だけでも比較するのは面白いかも知れない。それと,小道具も結構凝ってましたよねえ。新聞とか時刻表,漫画雑誌とか,近かったので良く見えたが,まるで当時のモノを使ってるような。だとしたら,40年以上前のモノを揃えるってかなりすごい。そうで無かったとしても,上手に小道具さんが仕上げてましたわ。
Berryz工房,劇団員以外に,子役としてハロプロエッグの宮本佳林と田辺奈菜美も出演してたが,平成の子供を演じた宮本佳林は前評判通りの演技力でしたねえ。一方,田辺奈菜美は素朴な感じで,まるで昭和の子供みたい。上手く色分け出来たキャスティングですね。
芝居の余韻に浸るのは今夜一杯として,頭の中を入れ替えよう。来週は東の旅で℃-uteミュージカル観覧となるのでねえ。さて,こちらの方はどんなステージを見せてくれるだろうか。今から期待したい。