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そんなに眠れなかったが,やはりバタバタとして精神面では高まってるので,さほどの睡眠不足感は無く朝を迎える。子供たちに朝食を摂らせて,その後こっちが食べてから,簡単ではあるがいつもと変わりなく部屋の掃除を。出来る限り「日常」は継続したいので。
15時過ぎに葬儀屋が亡骸を通夜・葬儀会場まで運ぶので,それまでの数時間が実際に自由に触れることが出来る最後のチャンス。ドライアイスで冷やされてるとはいえ,この顔や手足に触れることが出来るのもこれを逃すともう無くなってしまう。なので,見る人が見たら不謹慎とかバチ当たりとか言われるかも知れないが,自分はベッド上の亡骸の横に寝て,身体に手を廻して顔を近づけ,周囲に子供が居るという構図で最後の記念撮影。
やはり冷たかったですね,さすがドライアイスといったところ。ある程度元気なら病気の療養や気分転換も兼ねて家族で温泉旅行とかってのも出来たけど,体調が許さなかったというのは仕方がない。けど本当に残念。親が健在な人は出来るうちに「親孝行」とは言わないが「ふれあい」はやっておいた方がよさげ。でもまあ,ウチの場合は最後の入院で何日かベッド側で夜間に付いて,面倒を見られただけ良かったか。親の死に目にも会えない人が居ることを考えれば,その時は「最期」とは全く思わなかったけど結果そうなったので,人生最後の数日を一緒に居られただけでもマシですわな。
約束の時刻になって葬儀屋が来る。移送の寝台車に乗せる前に,母親や従姉妹・孫たちが,もう触れることの出来ない手足をさすったり。棺に収めたら手足は触れられないですからね。寝台車に同乗し,同じ町内で借りた集会所の通夜・葬儀会場まで道案内。到着後,納棺や祭壇を組む様子を見学させて貰った。その間に色々と葬儀屋の人と話をして,裏話とかも聞かせて貰うが,やはり家々によって色んな注文があるようですな。ウチも一般的とは言えない注文をしてるが,場合によってはもっとすごいのもあったそうで。遺族どうしで葬儀のやり方で揉めることもあるとか無いとか。
綺麗に納棺もして貰って祭壇も組み終わったので,一旦自宅に戻って軽く休息を取り,ベッドの片付けをしてる最中に連絡が。北陸のI氏が来たと。今日は同窓会があって大阪に来るってなことで,荷物の受け渡しを予定してたが,事情が事情なので連絡をしたらわざわざこちらまで。家族や良く知った人だけで見送るということで,あからさまに告知や案内は出しておらず,看板とか樒・花輪を全く無いなか地図を頼りによくぞ来ていただけた。
荷物の交換とともに,本来ならば明日行く予定だったゼップ大阪のチケットを託すことに。無駄にするのは勿体ないし,供養のひとつとして代わりに行ってくれるそうなので,ここは充分に楽しんで帰って貰いたい。
19時から通夜,叔母夫婦+従姉妹が読経するなか「儀式」が始まる。旧居近所の人や父親の仕事仲間の人も来て貰えたので良かったなと。その後,遅くに家族の仕事仲間とかも大挙して来たりしたので,飲食の物資を買いそろえに走ったり,酒が入ったせいでちょいと言い争いがあったりとかもしたが,そういうのはどこの通夜でもあるようなことですわな。何度も自宅と会場を自転車で往復して4時半頃に就寝。
今日もあまり眠れませんな。