'99和大祭ライブ
1999年11月13日 | 和歌山大学メインステージ |
1.ジェット 2.POWER OF LOVE (MC) 3.キスでおこして 4.私生活 (MC) 5.I'm feeling blue 6.ナキ・ムシ (MC) 7.花火 (MC) 8.ミックスジュース 9.赤い靴 (アンコール) (MC) 10.カブトムシ (MC) 11.イジワルな天使よ 世界を笑え! (MC) |
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岐阜県の東海女子大学から始まったaiko学園祭ツアー,龍谷・大阪経法・神戸親和と続いて,いよいよファイナルとなる和歌山大学。和歌山といえば,私の本業の研究フィールドでもある。「これは行かねば」と思い,和歌山大学の教員から直々に情報をいただき,いざ出陣。 しかし,あれこれ作業を抱えていたので,それにケリを付けてからの出発になってしまった。昨年の一時期は毎週,本業のネタを仕入れに西高松の和歌山県立図書館に通っていた経験上,「2時間あれば大丈夫(ライブは午後3時開始)」との見込みから,地下鉄を降りて飛び乗ったのが,難波発12時50分の南海急行。通い慣れた南海線を一路南下,約1時間で和歌山市駅に到着。約1年ぶりに紀州の地を踏むが…バス停には長蛇の列,「ヤバい」と思いつつも,どうにか乗り込んだ和歌山バス。車中は混雑,道中は渋滞…30数分をかけて,和大に到着。どうやら,このバスが,ライブに間に合う最後の便のようだった。次のバスは30分後だったので。 バス停から正面の階段をあがり,「自己申告」のカメラチェックを経て,ライブ会場へ。最近はカメラチェックは,どこでも厳しいようだが,自己申告システムは初めてだった。ステージは野外に組まれ,チェックを経た人がロープで区切られた中に入ることが出来た。私が会場入りしたのは,2時40分過ぎだったので,当然ながら場内は人でいっぱい。そして,ロープの外側にも多数の人が…男女比は,和大には教育学部があり,そして,地元の中高生が来ているようで,まあ,5分5分ってとこだろうか…よくわからんが。 私は,場内の最後部,植え込みのブロックに位置取り,時間まで座って待つことにした。歳を取ると,体力の温存を考えなくてはいけません。まあ,ライブ中もそないに跳ねないが…。警備の人は,しきりにライブ中の禁止事項や,「木に登っている人」に注意をしているが,その物腰は思いの外,柔らかいように感じた。ステージまではオールスタンディングなので,先日の経法大の時よりも近かった。ただ,ちょっとステージの高さが低いようには感じたが…。 開始予定時刻の3時を少し過ぎて,aiko登場!1曲目は,もうおなじみ「ジェット」で勢いよく。アップテンポが続いて「POWER OF LOVE」,その唄い出しにaikoは客に向かって「跳べ!」と,早くもあおる。龍谷では,観客の集団ジャンプで体育館の床が抜けてしまったという,とんでもないハプニングが生じたので,経法大では,「飛ぶな」と,厳重注意がなされた(神戸親和は行ってないので判らん)ことから,aikoも客も欲求不満状態になっていたのであろうか?前の方の熱心なファンは,飛ぶ跳ぶ! 唄い終わるとMC。aikoの今日の衣裳は黒の長袖Tシャツに青緑とピンクのチェックシャツ,ボトムは,よく見えなかったが,おそらく赤黒チェックのショートパンツ(キュロット?)でしょう。しかし,今日の気持ちいい陽気のせいか,最初のMCの時にチェックシャツを脱いだ。唄って踊って跳ねたら暑いぐらいでした。半袖でも十分な感じ。 トークでaikoは,「このステージから海が見えて,とてもいい景色」というようなことを言う。どうやら本格的な野外ライブは初めてなようだ。 引き続き,「キスでおこして」,「私生活」と続き,再びMC。ここでは,「aikoを初めて見た人」と質問を投げかけた。やはり学園祭ライブということもあって,多くの人が手を挙げたので,aikoの自己紹介が始まった。 「昭和50年11月22日生まれ…」とのくだりでは,私の前に居る学生(高校生ぐらいか?)たちが,「えっaikoって24・5なん?」と驚いていたようだった。もう少し若いと思っていたのだろう。あと,オークションに「aiko愛用リストバンド」や「生ポラ写真」,「CDケース」などを提供したと話すが,残念ながら,そのオークションはライブ翌日に,あるようで…。 そんなこんなを話している最中,突然aikoが「きゃっ」と叫んで後ずさりした。一瞬,何が起こったのかわからず,暴漢や変なおじさんでも現れたのかと思ったが,その実,aikoの近くに「スズメバチ」が居たらしい。客はほっと一安心…といったところだが,当のaiko本人は,「スズメバチは刺されたら死ぬこともあるんやで」,「このライブが“追悼ライブ”になるとこやった」などのようなコメントを残し,次の曲へ。 毎度おなじみデビュー曲の“あした”のカップリングの「I'm feeling blue」,そして,セカンドシングル,「ナキ・ムシ」を唄う。さすがに「ナキ・ムシ」になると,歌を知っている人も多くなり,ノリも良くなってきた。 続いてのMCでは,実体験に基づいて歌詞を書く,付き合う人の星座や血液型までも気になるという,“女心”を語り,なおかつ,「A型の人とは付き合ったことがない」という発言まであった。「恋愛に踏ん切りを付けるために作った」というコメントと共に,次の曲「花火」へ…。 「花火」はaikoのヒット曲,もちろん知っている人も多数居る。あちこちで手拍子が鳴る。私の前に居る男子4人組は,拍手とジャンプ!客もあたたまり,ノリが一層良くなってきた。歌唱後,MC。「ラスト2曲」,「盛り上がってるか〜」と,aikoは客をあおり,まずは,ライブでしか聞けないこの曲「ミックスジュース」,もちろんメンバー紹介もありました。そして,最後は「赤い靴」。ここには,ちゃんと,お約束の“バイバ〜イ”がありました。ダメ出しは無かったけれども…。aikoは「ありがとうございました」の挨拶と共にステージ袖へ。時刻は4時頃。ライブ終了予定時刻です。 会場からは,アンコールの声が!新曲の「カブトムシ」を唄っていませんからね。しばらくして,aikoが再登場。「実は鼻水をすすりながら唄っていました」との裏話を言ったあと,新曲について話そうとしたようだが,客席からの注文や声が大きいようで,aikoは「せやから,私に説明さしてーな」,というようなことを言う。 その新曲説明は,「タイトルからは想像出来ない究極のラブソング」ということらしい。最もな説明。そして「カブトムシ」を熱唱。これ,ホンマにええ歌や。泣かせます。 唄い終わると,MCで「19日にミュージックステーションに出ます」と発表。「“標準”でビデオ録画」との注文も付けていました。もちろんファンはハイグレードで標準かと…。最後は,やはり「イジワルな天使よ 世界を笑え!」でした。これの“お約束”,♪Hello,Peace Yeah!♪のところでは,ダメ出し→レクチャー→練習と,いつも通りでした。“客いじり”では,「せっかくの学園祭ツアーラストなのに…」,「初めての野外ライブなのに…」,「大阪に住んでるのに和歌山に来たの初めてなのに…」などと言って,いつもよりレクチャーの時間が長かったような気がしました。途中カップルや,「Show Me Please」と英語を用いて外国の方までいじっていました。 4時20分頃,全予定が終了。最後にaikoは「頑張ってみなさんに曲を届けますので,見守っていてください」と言って退場。 客も満足したように,順次退場するも,果たしてバス輸送は機能したのだろうか?私は事前にチェックを入れていた,南海紀ノ川駅までの徒歩ルートを利用した。受付の案内の人にルート確認をして,暗くならないうちに道を急いだが,これが結構,きつい山道。下りだからまだましだが,登りは大変でしょうなぁ〜。駅までの道中も,細い道が入り組み,田圃のあぜみちみたいなところを通って…。もう少し遅い時間だったら,迷っていたかも? それはともかく,今回は野外とあって,いつもとは違う感じのライブを見ることが出来た。その開放感からか,aikoもいつも以上に声の伸びが良いように感じたのは私だけでしょうか?あと,最後部という私の位置取りのせいなのですが,前を横切る人が非常に多く,落ち着いて見ることが出来なかったことが,ちょっと残念かな。とりわけ支障はなかったけれども。 |