Love Like Pop 2


1999年05月28日 UMEDA HEAT BEAT
1.ジェット
2.POWER OF LOVE
3.夏にマフラー
(MC)
4.恋堕ちる時
5.私生活
6.歌姫
(MC)
7.ひまわりになったら
8.ロージー
(MC)
9.ハチミツ(弾き語り)
10.ボブ(弾き語り)
11.ナキ・ムシ
(MC)
12.オレンジな満月
13.ミックスジュース
14.イジワルな天使よ 世界を笑え!
(アンコール)
15.花火(新曲)
16.赤い靴
ライブは午後6時開場・7時開演であった。私は病み上がりだったので,後ろで見るつもりで,ゆっくりと会場入りした。HEAT BEATは,出入橋の交差点にあるビルの地下にあるので,阪神福島から歩いた方が断然早い。現地に行って判ったことだが,そのビルにはちゃんと駐輪場があった。チャリでも行けそう。
会場前に着いたのが6時35分頃,そして,HEAT BEATに続く地下道には長蛇の列が…。係員に聞くと入場待ちの列らしい。現在500番台が入場ということなので,整理番号270番の私は並ばずに,直接入り口に行って無事に入場。
カメラチェックを経て中に入ると,目の前にはライブグッズを売るカウンターがあった。いつも思うが,こういうところでCDを買う人って果たしてどれだけ居るのだろうか?既に持っているのではないのか?一応,ポスターを付けてはいたが,どうなんでしょ?識者の方が居れば教えて欲しいです。
オリジナルグッズとしては,Tシャツが3種類・缶バッジ4種類・ステッカー1種類が並んでいた。私はTシャツと缶バッジ2種を購入。さすがに全種類ゲットは無理,Tシャツに「Lサイズ」があれば,なおいいんだけどなぁ。
私の位置取りはステージから見て左手の後ろの方,距離は15m程か?ライブが始まった。最初にaikoアルバムの販促プロモーションビデオらしきものが流れ,お待ちかねaiko登場!この時,観客が一斉にステージに向かって突進した状態に…。思わず私も数歩前に。1曲目は「ジェット」,これはだいたい予想通り。
続いて「POWER OF LOVE」とアップテンポの曲が続く。始まる前は,私の位置から見えるかどうか心配だったが,見える,見えるぞaikoが!オレンジのTシャツを着るaikoが。後のMCで判ったことが,ステージ上に30cmほどの台を作ったらしい。この上げ底?のステージのおかげで,バッチリ見えました。そのMCでは,ラジオでの前ふりにもあった,「みんな,パンツの替えは持ってきたのか?」を最初から叫んでいた。これは,それだけ汗をかいて帰って欲しいというaiko本人の希望でもあったが…。ちょっと繰り返し言いすぎのような…。
「恋堕ちる時」・「私生活」・「歌姫」と聴かせる歌が続いた後,インディーズCD時代の曲を披露。「ひまわりになったら」・「ロージー」は,いずれも好きな歌なので一緒に口ずさんで楽しんだ。ホンマ,aikoはええ歌作んねぇ。そして,弾き語りで「ハチミツ」・「ボブ」を…これまた聴かせる…。
途中で何度かあったMCは,ライブ当日の朝に歯が痛くなって歯医者に行ったこと,そして,「光GENJI」が履いてたような,「革靴が付いたローラースケート」を探していること,今日の昼にバンドメンバーの一人に娘が生まれたこと,などであった。aikoの話しっぷりは大阪弁丸出しで,私の耳には気持ちよく入ってくる。売れてもこのトークスタイルは変えんといてや。
しかし,内容については会場の女子中高生とは,多少の世代間ギャップが生じているようだ。もはや彼女たちは「光GENJI」を知らない世代なんや。そのことで,aiko自身も「私って,おばはん?」と言っていたが,そういうことは,自分であんまり言わん方が…。世代間ギャップは,しゃあないって。
それと,「みんな,パンツの替えは持ってきたのか?」の連発も。この話しっぷりに,私の前にいたカップルの彼氏の方は,少し呆れていたようだ。おそらく彼女に連れられて来たのだろう。悪印象を与えなければいいのだが。
客層を見ると,相変わらず女子中高生が多かったが,今回は「男子」が目に付いた。割合は5分5分か?しかし,かわいそうなのは,集団のど真ん中に入ってしまった女子。「あれじゃあ見えんよなぁ〜」と思っていたら,案の定,「aiko,見えへん」との声が客席から…。それにジャンプして応えるaiko。
あと,会場にテレビカメラが入っており,8月にはCS放送,「Music Japan TV(スカイパーフェクTV 269ch)」で,このライブが放送されるらしい。aikoの「カメラがあるから,みんな頼んだむで」と言ったこともあり,おそらく放送では,かなり盛り上がったライブの様子が流れるのではなかろうか?
で,ラストスパートで「ミックスジュース」・「イジワルな天使よ 世界を笑え!」で盛り上がる。「ミックスジュース」は,前回のブーミンでのLOVE LIKE POPでも歌われていたらしいが,私は初めて聞く歌だ。アップテンポで,唄うと気持ちよさそうな曲。アンケートにCD化希望と書かねばと思ったが…忘れてしまった。
「イジワルな天使よ 世界を笑え!」では,途中の「Hello,Peace Yeah!」,「Hello,Good Yeah!」のところで,「お約束」の身振りがあるのだが,どうも,aikoのお気に召さなかったらしく,何度もやり直しすることに。「旅の恥はかき捨てや〜」・「後ろ〜ちゃんとやらな,あかんで」,「誰がやってへんか,aikoには見えてる」,などと言うのみならず,舞台袖から「バズーカ砲」を持ち出して,ぶっ放すことまで…暴れるだけ暴れて,はいお終い。
「えっ,もう終わり」と思ったが,まだアンコールが残っていた。個人的には「仕込まれたアンコール」は好きではないが…。数分後,aikoとバンドメンバーが再登場。衣裳を物販のaikoTシャツに着替えていた。ここで,aikoは「あきんど」に変身して,aikoTシャツの説明に…へぇ,あの模様には,そんな意味があったとは。
そのアンコールでは,8月4日リリース予定の新曲「花火」を披露。少しもの悲しい詞らしい…全てを把握できなかったが。最後の最後は,やはりあの歌「赤い靴」,そう最後はやはりこれとちゃうのん。ちゃんとやりましたよ,お約束の「バイバ〜イ」も。これにて全プログラムを終了,時刻は午後9時ちょっと前。
アンケートを記入して,会場から地下道へ出るとびっくり。そこにはライブグッズを求める者の列が延々と続いていた。やはり,ライブグッズを入手するのは,開始前にやるのが無難であることを再確認した。
今日の会場内の客の入りと,この長蛇の列を見ると,おそらく,HEAT BEATのキャパ1000人に近い人が居たはずだ。ということは,以前,同じ場所でやった「うただ」に匹敵する観客を動員しているのだ。いや,ライブの盛り上がりを見れば,場内の雰囲気は,おそらく,それを超えていたのではないだろうか。「やっぱり生aikoはええのう〜」と思いつつ,阪神梅田から帰る道中で,腰と喉が痛いことに気が付いた。ずっと立ちっぱなしで,ふくらはぎは痛かったが,腰や喉まで痛くなってるとは…もう歳か?しかし,一緒に歌を口ずさむことが多かったとはいえ,こんなに喉が痛いとは…声が大きかったんかなぁ?
そして,6月6日の「COUNT DOWN KANSAI TOP40」で,この音源が放送されるらしい。2度楽しめるとは,このこと。


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