MBSフェスタ2000


2000年05月01日 大阪南港・インテックス大阪3号館
1.赤い自転車(keyboard:おのまきこ)
2.あなたに逢いにゆきましょう(keyboard:こじまいづみ)
3.雨の雫(keyboard:こじまいづみ)
4.1ばんほしかったもの(keyboard:おのまきこ)
5.ずっと一緒に(keyboard:おのまきこ)
6.あ〜よかった(keyboard:おのまきこ)

(約30分のインターバル後,テレビ生中継)

7.1ばんほしかったもの(keyboard:おのまきこ)
一昨日の六甲道でのイベントライブに続き,ゴールデン・ウィーク花*花ライブ第2弾!に出かける。とは言っても,急遽,仕事のために出勤せねばならなくなり,出先から直接会場入りすることとなる。残念ながら,午後1時からの「のマド」ライブは見ることが出来なかった…。しかも,もう少し到着が早ければ,花*花のライブリハも,見ることができたらしい…。
連休中とはいえ,カレンダーでは平日。相変わらず乗り心地の悪いニュートラムも,混雑することはなく,インテックス大阪に最寄の中ふ頭駅付近も,祭りのように露店は出ていても,閑散としている。駅から徒歩で数分。途中,ダフ屋の「入場券,割引でありまっせ〜」の声を聞きつつ,会場に到着。もちろん私は,「花*花の あ〜よかった」で当選した招待券を持っていましたが。
ところで,そのプレゼントですが,最初は「50組100名」にプレゼントと言ってたのに,翌週には,「20組40名」となってましたが,これって,合計「70組140名」にプレゼントということなのでしょうか?これだったら,「ラジオを聞いてる人は皆んな来なさい,業務命令です」ってことですね。まあ,「花っ子くらぶ」会員を既に自称している私は,もちろん出勤?です。残った1枚は,知り合いのファンの方に渡して,無駄なく有効利用。
しかし,招待券をあちこちで配り,割引でチケットを売るダフ屋も出ているのに,「定価」で入場した客って,どのくらい居るのだろうか?こういう状況を見ると,一昔前の日生球場や藤井寺球場を思い出してしまう。
それはさておき,もぎりを抜けて目指すは,一路,MBSフェスタ会場である3号館。チンドン屋からMBSラジオ「XXX(クスクスクス)」のステッカーを貰ったり,出展している企業のパンフなどを手にしながら,ライブステージ前へ。見本市だけあって,さすがに色々な商品のチラシが撒かれていたが,本日,一番の収穫は,帰宅時に渡された,「タイガース・ノムさん大明神」と「仏壇のあるリビング」でしょうなぁ〜。
ステージは,3号館の一角に作られた,まさに「特設」という感じで,さほど大きくはない。その前にはパイプ椅子が並べられ,到着した午後3時現在,開演前約30分の時点で,それなりに席は埋まっていた。客層は,年輩の方が多かったが,たぶん休憩しているだけかもしれない。先日の六甲道は祝日だったので,中学・高校生が多数見に来ていたが,今日は連休の最中とは言え,学校暦はカレンダー通りなので,彼・彼女らには,少しかわいそうな日程となっている。南港も一応,大阪市内にあるのだが,中心部からは,かなりの距離がありますから。
さて,私はステージに向かって右側の一番後ろに,止まり木のようなモノがあったので,そこに腰を掛けることにする。ここからだと,キーボードがよく見えるんですねぇ〜。「おのまきこ」ファンの指定席ですね。
昨日の酒が残っているのと昼に食べたパンが不味かったので,胃薬を服用し準備は万端。しばらくして,ステージ上にMBSの来栖アナウンサーが登場。どうやら,MBSテレビだけでなく,ラジオの方でも生中継が入るらしい。
午後3時20分頃,花*花のお2人が登場し,ラジオ番組「お茶しましょ」とのクロストークが始まる。スタジオには,「うわちゃん」こと上泉アナウンサー,女性デュオ「シモンズ」のお一人・北川ユミさん,そして,かつてヤングタウン月曜日で「びわりん」の愛称で人気を博した女性DJ・大津びわこさん。確か「びわりんの“プンプンにおい付き”ステッカー」などのグッズが,ありましたよねぇ〜。私も幼少の頃から深夜ラジオを聞いていたので,それらのことは記憶に残っているのですが,あれから,はや幾星霜。久しぶりにカムバックされたのでしょうかねぇ〜。
来栖アナの紹介でクロストークが繰り広げられる。北川ユミさんは,同じ女性デュオなので,花*花のことが気になるらしい。また,花*花のお2人も,シモンズの歌をカバーしたい云々という内容。シモンズと言えば「ひとつぶの涙」だったかな?私,けっこうこの歌,好きだったりする。
スタジオとの回線が切れて,来栖アナが退場。ステージ上には,お2人のみ。ここからが,お待ちかね,花*花ライブの始まりです。こじまさんが,マイクの前に立ちます。
先日に引き続き非バンド花*花です。バンドメンバーの「愉快な仲間たち」は連休なのでしょうか?
本日の衣裳,おのさんが黒のパンツに草模様?の長袖ブラウス。こじまさんがスカートに黒の半袖,首には,先日とは色違い,金色のマフラー?が巻かれている。まず唄うは「赤い自転車」。歌唱後は,やはり連休話からトークがスタート。「連休のまっただ中で」,「ええなぁ〜」,そして,周囲に全国各地の有名物産・飲食物の,直販・試食の屋台が所狭しと並んでいるのを見て,「いい匂いがするぅ〜」,「ソースの匂いは…広島焼き」,「ビールもある…」。確かに,食べ物の香りが場内を漂っていました。
位置を交代し,おのさんがマイクの前に登場。そして,春らしい歌「あなたに逢いにゆきましょう」を唄う。トークの内容は,これまた連休について。「世間は休みで遊びに行ってますが…」と言う状況の中で,こじまさん「休みでも,影でこそこそと仕事してます」。これに対して,おのさんから発言の修正要求が,「オモテや,堂々と仕事してる」。確かに,コソコソとは,やってませんわなぁ〜。あと,食べ物三昧の周囲の様子から,しきりに「おいしそう」とも言葉を発しておりました。
「花*花は雨が降った次の日にライブが多く…」という前振りがあり,次の歌は「雨の雫」。昨日も雨が降ってました。丁度,雨の前の日と次の日にライブをしていることになりますね。これは,やはり日頃の行いが良いからなのでしょう。そうしておきましょう。
唄い終わり,こじまさんが水で喉を潤した後の一言,「水よりビールが飲みたい」。そりゃ目の前に,「生ビール」,「地ビール」などと書かれた“のぼり”を眼にすればねぇ〜。私も酒飲みなので,その気持ちは良くわかります。体調が良ければ飲みながら見ているところです。またまた話題は食べ物について。「何がおいしい?」,「暑いからソフトクリーム?」,そして,おのさんは遠くの方にある“のぼり”に書かれている「ホルモン」,「函館」などの文字を読んだりする。最終的に,この話しは「後で,私たちがその辺で食べていても,そっとしといてください」,「でも,青ノリが歯に付いていた時は,チェックを入れて下さい」ということでカタが付いたようだ。
位置を交代し,再度,こじまさんがマイクの前に。「次の歌は,“ちちんぷいぷい”の中継でも唄いますが,ここに居るみなさんのために…」,「CDになってない未発表曲」と説明があり,唄うのは,もちろん「1ばんほしかったもの」。最近よくステージで歌っているので,もしかしたら,次のシングルに収録される有力候補かもしれませんね。
「花*花のライブにしては珍しく,ご家族連れが多く」,「年輩の方も」,「連休はどこも混雑してるから…」,「遠出せずとも,全国のモノが揃うここで全部できる」などと話し,子供連れは大変でしょうと言うことで,お2人も「これ食べたいぃ〜」,「あのゲームしたいぃ〜」などと,子供の声色を真似たりする。そのような,皆さんと一緒に居られますようにと,そして,後で中継の入る“ちちんぷいぷい”の,エンディングテーマ曲でもある「ずっと一緒に」を熱唱。
歌の途中で,何故かパンダの着ぐるみが場内に現れ,歌に合わせて意味もなく踊ったりしている。少々場違いな感じもしたが,まあ,こういう場ではありがちなことでしょうな。唄ってる最中に,こじまさんが笑いそうになっていた風に見えたのは,私だけか?
歌唱後,やはり気になっていたのであろう,おのさん「パンダが…踊ってた」。こじまさんは「パンダも休みなんやろ…」,??,おのさん「まあ,そういうことにしとこ」。しかし,あのパンダは何だったんだろ?「泣き虫 我がままパンダ」では無かったのは確かだが…。
最後に,毎日放送ラジオの「花*花の あ〜よかった」の番組宣伝があり,そのタイトルにもなっている,「あ〜よかった」を唄い,このライブは,ひとまず終了。時刻は午後4時頃。

花*花のお2人が退場後,慌ただしくテレビカメラのセッティング等,中継に向けての準備が始まる。私は,暫しその間,休憩を取り,どのような中継になるのか期待を描く。4時20分頃,大八木アナウンサーが登場し,この後,テレビで中継されることをアナウンス。そして,カメリハも始まる。場内には,「1ばんほしかったもの」がテープで流れている。リハなので,ステージ上にはスタッフが花*花の代役として立っているが,場内,観客も増えてきて,こちらから見ると,仕事とは言え少しもの恥ずかしい感じがしているのではないかと思ったりもする。
リハが終わり,花*花のお2人が再度,ステージ上に現れ,軽く手順の打合せをしている。それを見ていると,不意にスタッフが私の方に近づき,場所を移動するように求めてきた。
「中継の邪魔になるのかな…それだったら仕方ない」と思いきや,どうやら,前の方が空いているのはテレビ的に…ということで,そちらに移動して欲しいとのこと。スタッフに付いて行った所は,何と前から2・3列目,それもマイクの真ん前という絶好の位置に座るよう案内された。しかしまあ,何故に私のような“こい〜”花*花ファンを前に連れだしたのか?オッサンを座らせても,絵的にはどうってことないし…。まあ,運が良かったという事かな?おかげさまで,お2人の姿を,目の前でハッキリと見ることが出来ました。ありがとうございます。
その間,「“こじまいづみ”は,前にあるカンペが見えているのか?」などと思いながら,4時35分頃だったか,毎日放送テレビ「ちちんぷいぷい」での生中継の時間となる。
ここから先は,テレビでも流れたので,御存知の方も多いであろうが,角淳一アナウンサーの,「ヤンキーを泣かせた名曲」という紹介に続き,「東京・池袋のパルコの前で…」,「ヤンキーの男の子がライブの邪魔をしてたのに…」,「この歌を唄ったら,一人の子が泣き出して…」,という昨年に起こったエピソードを,お2人は語り始める。
そして,私にとっては本日3度目となる,「1ばんほしかったもの」がテレビカメラが周る中,場内に響きわたる。中継というせいかもしれないが,いつも以上のパワーが漲っているような感もする。そう,今,この歌はインテックス大阪3号館だけでなく,関西地方一円,毎日放送テレビの放送エリア内,若狭や伊賀,紀伊半島の南端や四国徳島辺りにまで流れているのです。いったい今,どれだけの人が,「こじまいづみ」の発する切なくもパワフルな歌声と,それを十二分に引き立てる,「おのまきこ」の弾くキーボードの美しい音色に,耳を傾けているのでしょうか…。
放送に乗っていたのは約10分でした。4時45分頃,本日のライブは終了。拍手とともに,お2人は退場。ということで,私の“業務?”も,これにて終了。
2時間弱ほどステージのそばに居ました。前の方の席は花*花ファンの若者で占められていましたが,後ろの方の席は,やはり年輩のお客さんが多いように思われました。しかし,1曲だけ聞く(耳にすると)入れ替わり立ち替わり…といった状況だったので,私としては,もう少し聴いて帰って欲しかったな…という感じがしないでもありませんでした。
もちろん,全ての人がそうというわけではなく,最後まで見られていた方も居られたようですが。まあ,休憩がてら「誰かが唄ってるから見よ」という感覚だったと思います。おそらく。でも,若い人しか聞かないような「うるさい音楽」だったら,ここで休憩もしないでしょうから,年輩の方にも,ある程度は受け入れられたと私は思っています。名前まで覚えて貰えていたらいいのですが。
花*花は,おじいちゃん・おばあちゃんから,お孫さんまで,幅広く支持される存在だと信じていますから。


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